暗号資産取引サービス「Coincheck」を運営するコインチェック株式会社は9日、NOT A HOTEL DAO株式会社が発行する暗号資産「NOT A HOTEL COIN(NAC)」の新規取扱いを自社販売所・取引所で検討するとともに、現実資産をトークン化するRWA(Real World Assets)分野での連携を強化すると明らかにしました。NACはイーサリアム規格(ERC-20)で発行され、NOT A HOTELの宿泊権取得や管理費支払いなどに利用できます。
NOT A HOTELは「世界中にあなたの家を」を掲げ、2020年の創業から全国9拠点を開業し、2025年11月末時点で累計契約高624億円、オーナー数1,115名としています。2024年12月に発行されたNACは、保有やレンディング(貸し出し)を通じて宿泊権が得られる設計で、RWA型暗号資産としてハイエンド別荘の利用権を小口で提供する仕組みです。
両社は今後、CoincheckでのNAC取扱いの可否に加え、NACのレンディングサービス、管理費・付帯費の支払い、保有者リワード、積立購入サービスなど、多様な活用方法をCoincheck Partnersも交えて検討します。審査結果や事業判断により取扱いに至らない可能性も明示しており、具体的な開始時期やサービス内容は今後公表される見通しです。国内でもRWAとWeb3を組み合わせた事例が増える中、宿泊権という分かりやすいユースケースが一般利用者の暗号資産活用をどこまで広げるかが注目されます。
【関連情報:サービス概要】
NOT A HOTEL 公式サイト https://www.notahotel.com/
NOT A HOTEL DAO 公式サイト https://dao.notahotel.com/
Coincheck Partners サイト https://corporate.coincheck.com/partners
コインチェック企業サイト https://corporate.coincheck.com/
source: PR TIMES
